水虫(足白癬・爪白癬)とは
水虫とは「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が皮膚に感染して起こる病気です。足指の間や足の裏、足の爪(爪白癬)、陰部(いんきんたむし)などに多く見られます。新百合ヶ丘駅徒歩1分の当院でも、年間を通して非常にご相談の多い疾患です。
大変よくある病気ですが、視診(見た目)だけでは湿疹やかぶれと区別がつかないことも多いため、当院では必ず皮膚や爪の一部を採取し、顕微鏡で白癬菌がいるかどうかを確認する検査を行っています。
※頭皮に感染した場合はシラクモ、その他の体幹部はタムシと呼ばれます。最近ではペットから感染するケースも増えています。
原因と感染しやすい環境
白癬菌は高温多湿な環境を好み、皮膚のケラチンというたんぱく質を栄養にしています。以下のような環境や習慣がある方は注意が必要です。
- プールや共同浴場、ジムなどの施設をよく利用する
- ご家族の中に水虫(白癬)の方がいる
- 革靴や長靴、厚手の靴下を長時間履いている
- 足が蒸れやすく、指の間隔が狭い
治療
顕微鏡検査で白癬菌が確認できた場合、症状や部位に合わせて以下の治療を行います。
1)外用薬(塗り薬)
白癬菌を殺菌したり増殖を抑えたりする薬を塗ります。症状がある場所だけでなく、足の裏全体や指の間など、潜伏している菌を叩くために広めに塗ることがポイントです。症状が消えてからも1~2ヶ月ほど継続して塗ることで再発を予防できます。
2)内服薬(飲み薬)
爪水虫や、皮膚が厚くなる角化型の水虫は塗り薬だけでは治りづらいため、内服薬を検討します。期間は3〜6ヶ月程度ですが、飲み終わった後も爪の中に成分が残り効果が続きます。副作用(肝機能への影響等)のチェックのため、定期的な血液検査を行っています。
注意点(日常生活とセルフチェック)
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☑自己判断で市販薬を使わない
「水虫だと思っていた方の3人に1人は別の病気だった」という報告もあります。かぶれや湿疹に水虫の薬を塗ると悪化することがあるため、必ず検査を受けてから治療を始めましょう。 -
☑毎日丁寧に洗って乾燥させる
指の間まで石鹸でよく洗い、お風呂上がりは水分をしっかり拭き取って清潔な状態を保ちましょう。 -
☑家庭内感染を防ぐ
バスマットやスリッパの共用は避け、剥がれ落ちた皮膚(菌を含みます)を掃除機でこまめに掃除しましょう。
よくある質問
水虫・爪水虫でお悩みの方へ
「かゆくないから」「恥ずかしいから」と放置していると、ご家族にうつしてしまったり、爪が変形して歩きにくくなることもあります。自己判断で市販薬を使う前に、皮膚科でしっかりとした顕微鏡検査を受けましょう。



