診療時間
10:00~13:00
15:00~19:00

お問い合わせはこちらから 044-959-3131 お問い合わせはこちらから

一般皮膚科・乾燥肌 dry_skin

乾燥肌(皮脂欠乏症)とは

乾燥肌は皮脂欠乏症とも言われ、皮膚の表面の脂が減少することにより皮膚の水分が減少して、乾燥を生じてしまう状態です。中高年者の手足、特に膝から下によくみられ、皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、ひび割れたりします。

かゆみを伴い、掻くと悪化して湿疹(皮脂欠乏性湿疹)になることもあります。空気が乾燥しはじめる秋から冬にかけて症状が出はじめ、真冬になるとひどくなりますが、夏には自然に軽快したり、治ったりしてしまうこともあります。

原因

皮膚のうるおい(水分量)は、本来「皮脂」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」という3つの物質によって一定に保たれています。ところが、加齢などが原因でこれらの物質が減ってしまうと、皮膚がひどく乾燥し、皮脂欠乏症になってしまいます。

また、外気や室内の乾燥、体を洗いすぎるといった生活習慣なども原因の1つと考えられています。(もともとアトピー性皮膚炎などの体質があり、皮膚のバリア機能が弱い方も乾燥しやすくなります)。放っておくとますます症状が悪化しますので、早い時期から治療することが大切です。

治療

新百合ヶ丘駅徒歩1分の当院では、皮膚の乾燥度合いや湿疹の有無を診察し、適切な処方とスキンケア指導を行っています。

治療の基本は、不足している水分や油分を補う「保湿剤(ヘパリン類似物質、ワセリンなど)」を塗ることです。季節や肌の状態に合わせて剤形(タイプ)を使い分けます。

  • 夏:さっぱりとして使用感が良いローション・フォームタイプ
  • 冬:皮膚を保護する効果が高い軟膏やクリームタイプ

症状が進行して湿疹がある場合はステロイドの塗り薬、痒みが強い場合は抗アレルギー剤の飲み薬などを併用し、炎症と痒みを速やかに抑えます。

注意点(日常生活のポイント)

  • 保湿を習慣に
    保湿剤を朝晩2回塗りましょう。特にお風呂上がりは水分が蒸発しやすいため、5分以内に早めに塗るのが効果的です。
  • 体をゴシゴシ洗わない
    石鹸をよく泡立て、手でなでるように洗います。ナイロンタオル等でのこすりすぎや、熱すぎるお湯は皮脂を奪いすぎるため控えましょう。
  • お部屋の加湿
    加湿器などを使って部屋の湿度(50〜60%目安)を適切に保ちましょう。
  • 肌着は木綿(コットン)を
    ウールや化学繊維などのチクチクする素材は痒みを誘発します。直接肌に触れるものは、木綿などの刺激の少ない素材を選びましょう。
  • 掻かない工夫
    掻くとバリア機能が壊れ、さらに痒くなる悪循環に陥ります。爪は短く切り、痒みが強いときは早めに皮膚科を受診しましょう。
  • 飲酒・刺激物は控えめに
    アルコールや香辛料は血行を良くし、痒みを強める原因になります。症状が強い時は控えましょう。

よくある質問

保湿剤を塗る正しいタイミングや量はありますか?
お風呂上がりは肌の水分がどんどん逃げていくため、入浴後5分以内に塗るのが理想的です。量は、人差し指の先端から第1関節まで出した量(約0.5g=1FTU)で、大人の手のひら2枚分が目安です。肌がテカッと光るくらい、またはティッシュがくっつくくらいが適切な量です。

市販の保湿クリームと皮膚科で処方される保湿剤の違いは何ですか?
皮膚科では、患者様の肌状態(乾燥の強さ、湿疹の有無など)を直接診察したうえで、ヘパリン類似物質やワセリンなどを適切な剤形(軟膏・クリーム・ローションなど)で処方します。また、すでに炎症や湿疹が起きている場合は保湿剤だけでは治らないため、必要に応じてステロイド外用薬などを一緒に処方してしっかり治せるのが大きな違いです。

乾燥肌を放置するとどうなりますか?
乾燥が進むと皮膚のバリア機能が低下し、少しの刺激や衣類の摩擦で強いかゆみを感じるようになります。かゆくて掻きむしることで「皮脂欠乏性湿疹」という状態になり、さらに悪化すると全身に広がったり、色素沈着(黒ずみ)を残すこともあります。粉ふきや強いかゆみを感じたら、早めの保湿と皮膚科での治療が大切です。

乾燥肌・かゆみでお悩みの方へ

「たかが乾燥肌」と放置して掻きこわしてしまうと、湿疹化して治りにくくなります。市販のクリームを塗ってもかゆみが治まらない、粉をふいているといった場合は、早めに皮膚科へご相談ください。


TOPへ