いぼの処置・CO2レーザーをご希望の方へ
いぼの状態や部位によって、保険診療で対応できる場合や、CO2レーザー以外の治療をご案内する場合があります。まずは診察で医師が状態を確認いたします。
CO2レーザーでの治療が適している場合は、治療内容・注意事項・同意書をご確認いただいたうえで、別日で施術予約をお取りします。診察当日にそのまま施術を行うことはできません。
CO2レーザーは、1回の施術につき原則1ヶ所まで、2回目以降は前回施術から2ヶ月以上あけてのご案内となります。
いぼとは
いぼはありふれた疾患で、外来の患者様にも非常に多い疾患です。加齢に伴ってできる「老人性いぼ」と、ウイルスによってできる「ウイルス性いぼ」の2種類があります。
1. 老人性いぼ
① 脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
中年以降に発症し、紫外線の影響で加齢とともに増える皮膚の良性腫瘍です。顔、首、手などによく見られます。色は褐色から黒色まで様々で、やや盛り上がりがあり、表面がざらざらしているのが特徴です。
② アクロコルドン、スキンタッグ
中高年以降に目立ってきますが、30歳代から徐々にでき始めます。場所は首以外にもまぶたやわきの下、胸など皮膚が薄くて弱い部分に見られます。皮膚の良性腫瘍の一種で、特に心配な病気ではありませんが、衣類でこすれたり、ねじれたりして炎症を生じることがあります。
2. ウイルス性いぼ
① 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
主に、手指、足の裏にできるウイルス性のできものです。時に魚の目、タコと間違われ、自分でいじってしまうと周囲に拡大してしまいます。足底部などで体重がかかる場所にできたものは、いぼが深く食い込んでしまい難治性となることも多いです。
② 青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)
思春期以降に主に顔面、手背などにできやすく、皮膚面からの盛り上がり方が少なく、滑らかな表面をしています。
原因
【老人性いぼの原因】
30歳を超えたあたりからできることがあり、加齢や紫外線、体質などが原因とされています。
【ウイルス性いぼの原因】
尋常性疣贅、青年性扁平疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染してできます。ウイルスは皮膚の小さな傷から入り込んで、皮膚の角化細胞に感染し発症します。
治療
■ 老人性いぼの治療
- 炭酸ガスレーザー
見た目を気にされる方や早く治したい方にはお勧めです。施術後1~2週間テープを貼っていただきます。小さいいぼは、貼る麻酔テープと冷却で施術できます。中~大型のいぼは、注射の麻酔薬を併用していきます。基本的には1回の施術でとれますが、病変が深かったりすると、色素が少し残ったり、炎症後色素沈着を起こすことがあります。 - 液体窒素療法
テープを仕事の事情で貼れない方、レーザーをすることに抵抗のある方にお勧めの治療です。1週間に1回のペースで何回か行う必要があります。何回か行って取れづらい場合は、レーザー治療を行うことをお勧めします。
■ ウイルス性いぼの治療
- 液体窒素療法
液体窒素を含ませた綿花をいぼ部分に数回あてて凍らせます。この治療を1週間おきに繰り返すと、いぼがかさぶた状に黒くなってとれていきます。足の裏や手のひらなど角質が厚い部分は治療回数が多くなる傾向があります。超低温で凍らせるため痛みを伴いますが、保険適応もあり、最も安全で効果的な方法です。 - 活性型ビタミンD3軟膏外用
表皮角化細胞の増殖を抑制し表皮肥厚を改善する作用があります。1日1〜2回軟膏をいぼ部分に塗り、絆創膏やスピール膏などで密封します。 - ヨクイニン内服
ハトムギから抽出されたエキスを成分とする漢方薬で、免疫反応を活性化することにより、いぼを消退させる効果があると考えられています。 - 炭酸ガスレーザー
液体窒素療法を数か月以上継続しているけれど改善しない患者様に局所麻酔下に行います。いぼが限局している方に限られますが、効果的な治療法です。
注意点
- ☑ いぼは刺激を与えると、大きくなったり数が増えたりするため、早めに受診しましょう。
- ☑ 液体窒素の治療後に水ぶくれや血豆になることが稀にあります。小さければ経過観察でよいですが、大きかったり痛みが強い場合は処置をしますので早めの再診をお願いします。



