乾燥肌(皮脂欠乏症)とは
乾燥肌は皮脂欠乏症とも言われ、皮膚の表面の脂が減少することにより皮膚の水分が減少して、乾燥を生じてしまう状態です。中高年者の手足、特に膝から下によくみられ、皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、ひび割れたりします。
かゆみを伴い、掻くと悪化して湿疹(皮脂欠乏性湿疹)になることもあります。空気が乾燥しはじめる秋から冬にかけて症状が出はじめ、真冬になるとひどくなりますが、夏には自然に軽快したり、治ったりしてしまうこともあります。
原因
皮膚のうるおい(水分量)は、本来「皮脂」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」という3つの物質によって一定に保たれています。ところが、加齢などが原因でこれらの物質が減ってしまうと、皮膚がひどく乾燥し、皮脂欠乏症になってしまいます。
また、外気や室内の乾燥、体を洗いすぎるといった生活習慣なども原因の1つと考えられています。(もともとアトピー性皮膚炎などの体質があり、皮膚のバリア機能が弱い方も乾燥しやすくなります)。放っておくとますます症状が悪化しますので、早い時期から治療することが大切です。
治療
新百合ヶ丘駅徒歩1分の当院では、皮膚の乾燥度合いや湿疹の有無を診察し、適切な処方とスキンケア指導を行っています。
治療の基本は、不足している水分や油分を補う「保湿剤(ヘパリン類似物質、ワセリンなど)」を塗ることです。季節や肌の状態に合わせて剤形(タイプ)を使い分けます。
- 夏:さっぱりとして使用感が良いローション・フォームタイプ
- 冬:皮膚を保護する効果が高い軟膏やクリームタイプ
症状が進行して湿疹がある場合はステロイドの塗り薬、痒みが強い場合は抗アレルギー剤の飲み薬などを併用し、炎症と痒みを速やかに抑えます。
注意点(日常生活のポイント)
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☑保湿を習慣に
保湿剤を朝晩2回塗りましょう。特にお風呂上がりは水分が蒸発しやすいため、5分以内に早めに塗るのが効果的です。 -
☑体をゴシゴシ洗わない
石鹸をよく泡立て、手でなでるように洗います。ナイロンタオル等でのこすりすぎや、熱すぎるお湯は皮脂を奪いすぎるため控えましょう。 -
☑お部屋の加湿
加湿器などを使って部屋の湿度(50〜60%目安)を適切に保ちましょう。 -
☑肌着は木綿(コットン)を
ウールや化学繊維などのチクチクする素材は痒みを誘発します。直接肌に触れるものは、木綿などの刺激の少ない素材を選びましょう。 -
☑掻かない工夫
掻くとバリア機能が壊れ、さらに痒くなる悪循環に陥ります。爪は短く切り、痒みが強いときは早めに皮膚科を受診しましょう。 -
☑飲酒・刺激物は控えめに
アルコールや香辛料は血行を良くし、痒みを強める原因になります。症状が強い時は控えましょう。
よくある質問
乾燥肌・かゆみでお悩みの方へ
「たかが乾燥肌」と放置して掻きこわしてしまうと、湿疹化して治りにくくなります。市販のクリームを塗ってもかゆみが治まらない、粉をふいているといった場合は、早めに皮膚科へご相談ください。



