にきびとは
にきびとは主に思春期以降に見られ、誰にでもできるありふれた症状であるため、あまり気にされない方や市販の化粧品等で対処している方も多いです。しかし、にきびの数が多かったり、つぶしたりして悪化させてしまうと跡になってしまい人前にでることをためらうような深刻な悩みを持つ方もいます。にきびが気になる方は、自分でつぶしたり、放置しないで一度皮膚科を受診することをお勧めします。当院での治療方針は、基本的には保険診療中心で行っていきますが、
難治性のにきびやにきび跡の方には保険外診療もありますので診察時にご相談ください。
原因
皮脂や不要な角質、肌についたホコリやメイクの汚れなどで毛穴が詰まり、そこに、増殖した「アクネ菌」が作用して炎症を起こした状態がにきびです。にきびは、その原因や炎症の状態によって、いくつかの種類に分けられます。
- 白にきび:毛穴が詰まり、出口をなくした皮脂が表皮の下にたまり盛り上がって白くポツンと見える。
- 黒にきび:たまった皮脂が毛穴を押し広げ、空気に触れた部分の皮脂が酸化して黒く見える。
- 赤にきび:毛穴にもともといる「アクネ菌」がたまった皮脂によって増殖し、炎症が起きて赤く腫れあがる。
- 黄にきび:炎症が進行して毛穴の中に膿がたまる。そのままにしておくと、にきびが治った後も、肌に凹凸のにきび痕が残ることも。
治療
にきびは皮疹の状態により治療方法が異なることも多いため、皮膚科専門医が診察して治療方法をご提案していきます。保険診療を行ってもにきびを繰り返したり、跡が気になる、出来にくくしたい方には保険外診療を併用していきます。
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ノーリスは次世代型の光治療器で、毛穴引き締め・キメ感アップに効果がありオススメです。
ピーリング
グリコール酸を肌の表面に塗布することにより、肌の古い角質がとれ、肌の細胞に刺激を与えてターンオーバーを促進させる治療法です。毛穴のつまりを改善し、にきびの赤みや跡にも効果的です。
スペクロラピール
深層へ熱を伝えるロングパルスモードを使用して、アクネ菌を殺菌しにきびを治します。毛穴につまった汚れや角栓を取り除くだけでなく、毛穴を引き締めることで、にきびが再発しずらい肌になります。
エレクトロポレーション(メソアクティス)
特殊な電気の力で、皮膚の細胞膜に一時的に隙間をあけ、皮膚深部まで有効成分を導入していく治療法です。イオン導入の70倍の浸透力があると言われています。
イオン導入
微弱な電流を使って、そのままでは浸透しにくいビタミンC誘導体など の美容成分を肌の奥へと届ける美容方法です。当院のイオン導入では、抗酸化作用・美白効果のあるビタミンC、美肌・保湿効果のあるアミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの美容成分の導入を行っています。
ホームケア製品
- ビタミンCローション
- デルファーマ化粧品
- スキンピールバー
にきびが繰り返しできてしまう方や忙しくて定期的に通えない方には、ホームケア製品の使用をお勧めします。皮脂を抑え、毛穴のつまり、にきびの赤みや跡にも効果的です。
注意点
- 睡眠不足やストレスもにきびの原因になるため、十分な睡眠を取り疲労をためないようにしましょう。
- バランスの良い食事をとるようにしましょう。脂っこい食事はにきびに悪影響を与えますので、取り過ぎないように心掛けましょう。
- 洗顔は朝晩2回、やさしく擦り過ぎないようにしましょう。
よくある質問
- にきびを治すには、どれくらいの期間が必要?
- 治るまでの期間は、にきびの状態や治療への取り組みによって人それぞれです。必ずこのくらいで治ると断定できるものではありません。ただし、治療を始めて2~3か月経過した頃から、治療効果があらわれる場合もありますので、あせらず、根気よく治療することが大切です。また、当院では治療期間を早めたり、予防のために、にきび跡が気になる方にピーリング、イオン導入、レーザー治療も行っています。
- 化粧(メイクアップ)はしてはいけませんか?
- にきびがあるから化粧(メイクアップ)をしてはいけないということはありません。しかし、赤いにきびを隠すために、にきびの上にファンデーションやコンシーラーを塗り重ねることはお勧めできません。ファンデーションは薄くし、アイメイクやリップメイクを強調することで、にきびが相対的に目立たなくするようにするのがいいでしょう。