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一般皮膚科・あせも heat_rash

あせも(汗疹)とは

あせもは汗管(汗の通り道)がつまり、皮膚の中に汗が溜まってしまった状態です。

汗をたくさんかくと皮膚表面の水分が増え、汗や細菌が混じって汗管を塞ぐ原因となります。基本的には子供に多い病気ですが、大人でも通気性の悪い服を着ていたり、高温多湿の環境にいるとあせもになることがあります。

■ あせもの種類(管の詰まっている深さによる3分類)

  1. 紅色汗疹(こうしょくかんしん)
    かゆみを伴う赤いぶつぶつができて、一番よくみるタイプです。
  2. 水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
    皮膚の表面に、1~3mmほどの透明あるいは白っぽい水ぶくれができるタイプです。かゆみはほとんどありません。
  3. 深在性汗疹(しんざいせいかんしん)
    皮膚の深い部分で起こる白っぽく扁平な丘疹ですが、亜熱帯などに多く日本ではあまり見られません。

原因

あせもができるのは、大量に汗をかいたときに、汗が皮膚の中に溜まってしまうことが原因です。汗は、汗管から分泌される体液です。溜まった汗は、皮膚の下にある汗管の周りの組織に漏れだし、かゆみを伴う赤いぶつぶつができたりします。

また、一般的に大人よりも乳幼児にあせもができやすいのには明確な理由があります。皮膚のバリア機能も十分に発達していないことに加え、実は汗腺の数というのは大人も乳幼児もほぼ同じです。つまり体の小さな乳幼児では、大人に比べて汗腺の密度が非常に高いため、あせもが発症しやすいのです。

治療

新百合ヶ丘駅徒歩1分の当院では、あせもの種類や皮膚の炎症度合いに合わせて、適切なスキンケア指導とお薬の処方を行っています。

● 水晶様汗疹(白いあせも)の場合

かゆみや痛みもなく、正しいスキンケアと皮膚のバランスを整える保湿が大切です。自然に治ることも多いです。

● 紅色汗疹(赤いあせも)の場合

ぶつぶつやかゆみを伴い、皮膚炎を起こしていることが多いため、スキンケアだけでは治りにくいです。ステロイドの塗り薬を数日間使用して、しっかり炎症を抑えることが重要です。

注意点(日常のケア)

  • 皮膚を清潔に保つ
    汗をかいたらこまめにシャワーで流したり、濡れタオルで拭いたりします。入浴後に汗をかき過ぎないよう、ぬるめのお湯にしましょう。
  • 温度・湿度を最適に
    暑い時はエアコンや扇風機、除湿機を使って温度・湿度の調節をしましょう。汗をかかせすぎない配慮が大事です。
  • 汗を吸い取る服装を
    衣類は通気性が良く、汗をしっかり吸収する素材(木綿など)を選びます。

よくある質問

あせもは、どうすれば予防できますか?
こまめに汗をかいていないかチェックし、汗をかいていたら、すみやかに拭き取る・シャワーで洗い流すなどして、肌を清潔にすることが一番の予防になります。また、体の汗をしっかり吸収する衣類を選び、夏場はエアコンを上手に利用して快適に過ごせるように工夫しましょう。

大人も「あせも」になりますか?
はい、大人でもあせもになります。通気性の悪い服や作業着を着ての長時間の作業、高温多湿な環境でのスポーツ、発熱で大量に汗をかいた後などに発症しやすくなります。首回りや下着の締め付けがある場所によく見られます。

市販のベビーパウダー(シッカロール)は、あせもに効果がありますか?
ベビーパウダーは汗を吸収し皮膚をサラサラにするため、「予防」には一定の効果があります。しかし、すでに「あせも」ができている場合、パウダーが汗管を塞いでしまい、かえって症状を悪化させることがあります。あせもができている時はパウダーの使用を控え、シャワーで清潔にするか処方薬を使用してください。

あせもと、湿疹(アトピーなど)の見分け方はありますか?
あせもは「汗をかきやすい部位(首回り、肘の内側、おしりなど)」に急にできるのが特徴です。一方、アトピー性皮膚炎などは乾燥を伴い、慢性的にかゆみが続くことが多いです。しかし、あせもを掻き壊して湿疹化してしまうことも多く、区別が難しい場合も多々あります。治りにくい時は皮膚科にご相談ください。

あせもを掻きむしって「とびひ」になることはありますか?
はい、あります。赤いあせも(紅色汗疹)は強いかゆみを伴うため、お子様が掻きむしって皮膚に傷がつくと、そこから細菌が感染して「とびひ(伝染性膿痂疹)」になることがよくあります。とびひになると抗菌薬による治療が必要になるため、あせもの段階で早めにかゆみを抑える治療が大切です。

あせも(汗疹)でお悩みの方へ

あせもは掻きこわしてしまうと「とびひ」や湿疹化の原因になります。かゆみが強い場合や、赤みが引かない場合は早めに皮膚科へご相談ください。


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